カメラは修理になってしまいましたので、しばらくは撮りためた写真のアップとコニカのお話をいろいろとしておこうかと。
普段使っていたコニカⅢAですが、いったいどんなカメラなのかというと……
修理に出す前に写真を撮っていたのはこれだけでしたので、外観に関する写真はほかで探してもらうとして……
さて、コニカⅢAが登場した当時のお話を少しすると、
1954年ライカからかの有名なM3が発売され、その出来のよさからそれまではバルナックライカを相手に模倣したり新機能を模索していた日本のカメラメーカーはレンジファインダー機に代わるカメラ機構の開発に傾倒していったそうです。
そして1959年、世界初の実用に耐えうる一眼レフカメラが日本の旭光学工業より発売されることになります。
そんな一眼レフ誕生前夜の1958年にコニカⅢAは発表たわけですが……もう少し一眼レフの登場が遅かったらこのカメラ、もっと有名になっていたのかな…….
さて、そんなコニカⅢAの特徴は主に以下の4点が挙げられるかと思います。
- 「生きているファインダー」
- 「招き猫」
- 「Hexanonレンズ搭載」
- 「Lv方式(ライトバリュー)」
まず、第一に「生きているファインダー」ですがいろんなところで説明は見ていますが、正直理解が及びませんでした……
ただ、このファインダーはプリズム分光を利用し2重像がずれたとき2重像周辺と中心とで色差が生じるようになっています。
そして、2重像が合致したとき中心部分は自然光になる。
しかも、このファインダーは等倍ファインダーのため両目を開け、右目でファインダーを覗きながら左目で全体を見渡せます。
とっても見やすい上にフォーカシングは像をあわせるというより色を合わせる認識で行えるため、とーってもフォーカシングがしやすい。私事ですが、利き目が左目の私にとってはとてもありがたい笑
残念ながらライカM3のファインダーは覗いたことがないのでわかりませんが、巷ではM3を超えたかもといわれているそうです。
一応、ほかにもレンジファインダー機は持っていますがこちらはファインダー倍率が広角用の0.72倍となっています。これを上記の見方で見るとちょっと見づらい……
「招き猫」は、まあこの写真のとおりの形です。ここに親指を置くと自然と構え方が固まるので結構気に入ってます。
さて、残りの項目に関しては次回以降に順番に書いていこうと思います。
カメラの修理はまだまだ先になりそうなので、この先は一眼レフとの比較なども行っていけたら面白いかなと思ってます。
10年前のデジタル一眼レフカメラだけど意外と使えるな……