さて、表題のとおり修理はいまだ終わらずなので前回の続きを書いていきます。
次のコニカⅢAの特徴としては「Hexanonレンズ搭載」であることです。
レンズの本当に細かい説明は他のサイトを見ていただくとして、(というかレンズの設計理論など知りません!薬学部じゃそんな講義は用意されていなかったので笑)このレンズは別名「和製ズミクロン」といわれているそうです。
残念ながらライカM3を触ったことがないのと同様、ズミクロンも使ったことがないので単純比較は出来ませんがとても写りが良いです。
絞って撮影したときの解像度もそうですし、開放で撮影しても背景がボケすぎず、色乗りも良くてすごく好きな描写をしてくれます。(下の写真は始めてISO=400のフィルムを使ったので露出に失敗してますが……)
カラー写真が一般的になっている時期のカメラですが白黒写真でも十分な仕事をしてくれます。
コニカⅢAはレンズ固定式でシャッターはレンズシャッターになってます。
一応、このカメラのデメリットとして挙げるのであれば上記の2点になりますが、まあレンズ固定式はレンズの種類に悩まなくて良いため割り切って使えるならよいかも知れないです。というか下手にレンズ交換式に手を出すともれなくレンズ沼に沈みます笑
レンズシャッターはその構造上シャッター速度を早く出来ませんし、振動でシャッター羽根が飛びます。てか、飛ばしました。
シャッター速度に関しては、フィルムのISO感度で調節すれば良いだけの話。いたずらに最大開放を使わなければ。てかどこかわからなくなるほど背景をぼかしては、写真を見て記憶が思い起こされないので日中そんなF値で撮影をしなければ良いのです。まあ、写真に求める価値観は人それぞれですが……
過ぎたるは及ばざるが如し。何事もやりすぎは良くないね!
とてもいいカメラなのにシャッター羽根が飛んだのはおそらく、1時間で8キロ以上走る美濃柴犬の散歩に持ち歩いたせい……