ちょくちょく写真は載せているのでお分かりのとおり、白黒フィルムを始めました。
ちまたでは、色から離れられるから構図に集中できるとか光と影に集中できるからカラーネガより良いだとか言われていますね。
ただ使ってみた限りの感想としては、確かに構図に集中できるかもしれない、しれないがとても露出を決めることが難しいと感じました。これ、ほんとにラティチュード広いのか?とてもそうは思えない。むしろポジフィルム並みに露出に気を使う必要があるように思う。
ウェットプロセスを全部自分でやっているわけではないからわからないけど、ひょっとしてネガフィルムのラティチュードが広いっていうのは撮影と、現像、印画紙への印刷という手順を踏んで写真にするため、各段階での調節が可能だからという意味なのでは?と思うようになりました。
ただ、露出云々はおいておいて写真がうまく決まらないのは見えた光景を頭の中と思って何枚も写真を撮ってみたけどうまくいかない。いかないというか思っていた出来と違うっていうほうが正しいのかな。
白黒写真を始めて、上手な人の写真をいろいろ見て、この人のすごいなと思ってまねしようとする。出来ない。わからないから調べるとますますわからなくなる。
調べていくうちになんとなく白黒写真には2つの撮影方法があるのかなと思うようになりました。
あくまで個人の感想ですので、正しいかどうかはおいておいて……
1つはブレッソンの手法。
これは露出を決めてしまい、ある程度同じような明るさのところでは露出を変えずに構図だけを確認して撮影する方法。
特に絞るほどに被写界深度が高くなることを利用し、撮影距離も決めてしまい本当に構図だけに集中する方法。
特に街中やちょっとした風景を速写するのに向いている撮影方法でなんとなく、ライトバリュー方式と相性がいいのかなと感じました。
そして2つ目はアンセル・アダムスの手法
これは、ゾーンシステムを用いて露出、現像、プリントを厳密に決め完成形を完璧にイメージしたうえで撮影を行う手法になります。アンセル・アダムスで検索するととっても迫力のある写真が見れます。本当に同じようなフィルムで撮影したのか疑わしくなるほどの……
著作権にかかわるので参考画像は載せませんが、出来ればこんな写真を目指して撮れる様になりたいですね。
登山も趣味にしているのでスナップ写真もそうですが、奥穂高の山頂から劇的な写真が撮れる様にがんばっていきたいですね。
てか、どうやったら空を黒く撮影しつつ他を黒つぶれさせないように写せるのか……
フィルターか?それとも赤外線フィルムを使っているのか……
とりあえずは自家現像と焼き増しから始めてみようかな……